クロスステッチは、図案の1マスを布の上のX字の一目に置き換えるカウントステッチです。絵を描く経験は必要ありません。丁寧に数え、目の向きをそろえることの方がずっと大切です。
基本のクロスステッチ用品をそろえる
最初の作品には、14カウントのアイーダ布、6本に分けられる刺繍糸、24番の先丸針、小さなはさみ、見やすく印刷された図案がおすすめです。刺繍枠は必須ではありませんが、布をやさしく均一に張ると穴が見やすくなります。
一般的な刺繍糸は6本の細い糸でできています。14カウントのアイーダ布で全目を刺す場合は2本取りが一般的ですが、必ず図案の糸リストにある指定を優先してください。
- 各辺に最低7.5cmの余白を取ったアイーダ布
- DMCなど番号で管理された刺繍糸
- 先の丸い刺繍針、はさみ、必要に応じて刺繍枠
60 × 60目未満、10色未満の図案なら、練習に必要な繰り返しがありながら、進みが遅いと感じにくくなります。
中心を見つけて糸を準備する
布を左右に軽く折り、次に上下に折ります。折り目が交わる場所が布の中心です。図案の中央を示す矢印と合わせると、完成したモチーフの周囲に均等な余白を残せます。
刺繍糸を約45cmに切り、必要な本数だけ分けて針に通します。長い糸は便利に見えますが、絡みやすく、布を通るたびに傷みやすくなります。
- 淡い色の布に触れる前に手を洗って乾かす
- ほつれやすい布端は必要に応じて始末する
- 刺し終えた場所は布ではなく図案側に印を付ける
きれいなクロスステッチの一列を刺す
1マスの角から針を表へ出し、対角の角から裏へ入れます。まず同じ方向の半目を一列刺し、戻りながらそれぞれのXを完成させます。
すべての上側の糸が同じ方向を向くようにします。糸が平らになるまで引きますが、布穴が変形するほど強く締めないでください。長い距離を一度に数えず、数目ごとに図案を確認します。
違うマスに刺した場合は、針を糸の下に滑らせてやさしくほどきます。小さな数え間違いをすぐ直せば、後で一区画全体がずれるのを防げます。
糸始末をして作品を整える
結び目を作らずに終えるには、裏側の近くの3~4目の下へ糸端を通してから切ります。濃い糸を広い空白部分の裏へ渡すと、淡い布から透けて見えることがあるため避けてください。
刺し終えたら、刺繍糸メーカーの手入れ方法を確認します。洗える素材なら冷たい水でやさしく手洗いし、清潔なタオルに巻いて水分を取り、別のタオルの上で表側を下にしてアイロンをかけてから額装します。